2019-11-03 そこに光 俳句・短歌 鈴虫の節一節に光あれ 罪ばかりある世界へとふんわりと天使は降りて雑誌を買った 秋の蝶天使に羽を奪われて 過去というものを学んで奪われた時を取り戻そうとしている 戻ってきたら運動会のような朝 朝になるときに盗まれていったね 夜という名の なにか たっとい 尊ばれながら蚯蚓は鳴いている 鳴く鳥の名前を知らず飛んでゆくそれの名前を鵺と名づけた 巣に帰り夜を子どもへ与える鵺 取り返しなおして夜に朝を産みなおさせたよ ああ、そこに光